No.91 習い事としての空手の真実! 空手歴15年の私が教えます!

No.91 習い事としての空手の真実! 空手歴15年の私が教えます!

こんにちは。
 
 
kztakaです。
 
 
 
突然ですが「空手」と聞いてみなさんはどのようなイメージを思い浮かべますか?

面白そう、楽しそう、強そう、痛そう、辛そう・・・etc

負のイメージから正のイメージまで十人十色、色々ありますよね。
私自身も「空手」については様々な感情を持ってきました。
というのも、今でこそ一線を退きましたが「空手」を15年続けてきた経験(選手としても指導員としても)があるからです。

そこで、今回は空手経験者、指導員の経験から

・極真と寸止めの違い
・世間で言われている「空手で得られるもの」は本当に得られるのか
・空手で得られると感じたもの

を自分なりにお伝えしていき、

・これから空手を始めようと思っている人
・これから空手を始めさせようと思っている人
・空手をやっていて他の武道、競技に移りたいなと思っている人

の参考にしてもらいたいと思います。
 
 
 

Advertisement

極真空手と寸止め空手

空手界の2大潮流である極真空手寸止め空手
私なりの共通点や相違点、向いているプロ競技をお伝えしていきます。
 

共通点

競技性は全く違いますが、戦いに関して一点共通している考えがあります。
それは
一撃必殺
という考えです。
理念・信条といってもいいかもしれません。

その文字の通り【一撃で相手を制する】事を、それぞれの方向から突き詰めていると思います。
「極真空手」は【一撃の有効打で相手を倒す事】を突き詰めて、「寸止め空手」は【一瞬の間合いで一撃を決める事】を突き詰めています。

寸止め空手は「倒す」という【結果】は得られないものの、【ポイント】という有効打を一撃で決めます。
その為【一撃必殺】という考えは「極真空手」と「寸止め空手」では共通している、としています。
 
 
精神の部分については正直な話、【心技体を鍛える】という事でどの武道とも共通するので、ここでは割愛します。
 
 
 

相違点

そもそもルールが全く違うわけですが、その結果戦いで大きく変わったところがあります。
それは【間合い】です。
「極真空手」=間合いが【近い】
「寸止め空手」=間合いが【遠い】

【間合い】の違いは【攻撃の繰り出し方の違い】を生みます。
近い間合いの「極真空手」は、有効打や隙を生ませる為の【連打】を行います。
遠い間合いの「寸止め空手」は、相手の隙などを創ったり(崩しなど)見つけたりして、その【隙をついて有効打】をを打ちます。

 
動画で見てもらうと分かりやすいと思います。
↓極真空手の戦い方

 
↓寸止め空手の戦い方

 
 
 

向いている他の競技

それぞれ【間合い】が大きく関わってきます。
それを活かすと

極真空手 ⇒ 【近い間合いから相手を倒す事】ボクシングキックボクシングムエタイ
寸止め空手 ⇒ 【遠くから一瞬で勝負がつくもの】総合格闘技剣道フェンシング

極真空手からK-1は一大ブームがありましたよね。
私もその当時めちくちゃはまりました。
個人的にはジェロム・レ・バンナ選手が一番好きでした(空手家じゃない)。

寸止め空手が【総合格闘技】というのはあまりイメージつかないかも知れませんね。
総合は【一瞬で間合いを潰す】競技でもあります。
タックルとか使うじゃないですか。
なので、遠い間合いから一気に飛び込む寸止め空手が総合格闘技に向いている、という事なんです。
有名な「寸止め空手出身の総合格闘家」といえば「堀口司」選手(@kyoji1012)ですね。
那須川天心選手とも対戦した、実績のある選手です。

執筆当時の2019年2月現在では極真空手、寸止め空手共にプロがありません。
極真空手は「K-1」などがありますが、【空手家】というより【K-1ファイター】という印象が強いですね。

そもそも【空手家が空手のフィールドで闘ってお金を稼げる】がプロだとすれば、【空手家のプロ】は無いのが現状です。
道場経営で稼ぐことは出来ますが、【闘って】をつけるとスポンサーや企業の所属にならないとむずかしいですね。
 
 
 

空手の疑問のほんとのトコロ

ここからは、世間の皆さんだったり私が実際に受けた質問などについて、私なりに回答していきます。

ちなみに前章の部分でお気づきの人もいるかと思いますが、筆者は【寸止め空手】の出身です。
その為、質問内容や回答も寸止め空手について、に傾倒すると思います。

そのことを踏まえた上でどうぞ。

筋肉はつくの?

付きます。
ただ、空手の練習をするよりも筋トレをした方が明らかに筋肉はつきます。
寸止め空手は【相手を倒すための筋肉】よりも【素早く身体を動かすための筋肉】がつきやすいです。

 

礼儀作法は身に付くの?

これはよく空手を習わせたい親御さんが思うところだと思いますが、正直指導者次第です。
指導者が礼儀を重んじて、尊敬される指導者ならば自然と礼儀作法は身についてきます。

形式上「正座」や「黙想」などを行うと思いますが、「何故するのか?」を理解させるには精神世界の部分を説明することになり、子どもには理解が難しいです。
その為、「周りがやっているから自分もやらなきゃ」という気持ちを持たせる程度に、子どもには礼儀作法を教えるところが多いと思います。
実際私がそうでした。
生徒が小学生高学年くらいになった時に、「何故するのか?」の話をすると意外と理解してくれ(た様に思え)ました。

 

暴力的にならない?

技について

極真空手であれ寸止め空手であれ、数多くの技があります。
基本的な突きや蹴りも突き詰めれば危険な技となり、中には非常に危険な技すぎて組手でも使えない技もあります

・教える際はその技がどれだけ危険かを同時に教える事。
・技は【奥の手】であり、使わなきゃ勝てない相手以外には使わない事。

この2つを守らせることで「危険な技」を「素人」に繰り出す事は無くなると思います。

精神について

空手がきっかけで暴力的になった人は今まで見たことがありません。
ただ、元々暴れん坊で空手の訓練によって更に攻撃力が上がった、というのは私自身が教え子で体験しました

空手の技術を悪用しよう、と考えているなら別ですが、子供や自ら会費を払って稽古をしている大人がせっかく修得した技術を台無しにはしないと思います。
 
 

痛くない?

極真空手は見た目で痛いのは想像つくと思いますが、寸止め空手もめちゃくちゃ痛いです
「寸止め空手なのに!?」と思うでしょう。
そう、ぶっちゃけ当たるんですよ。
相手側の「反則」になりますが、痛いもんは痛いです。

腐っても格闘技、という事です。
私は痛いのが嫌なので、痛くされる前に相手に攻め込むタイプでした
 
 

闘いたくないんだけど?(組手をしたくない)

道場によっては【形だけ】とか【約束組手だけ】とかする所もあると思いますし、指導員に直接言ってみるのもアリだと思います。
ただ私個人の意見としては、【組手こそ空手の醍醐味】と感じているので(形が下手だったというのもありますが笑)組手はオススメします。

痛みも伴うし、ドキドキするしで嫌な面がありますが、【人と生身で戦う】という非日常を是非味わってもらいたいです。

一点補足させてもらうと、組手>形としている訳では決して無いという事はご理解ください。
世界レベルの形競技者の演武はもはや芸術レベルです。

静まり返った会場で、道着の擦れる音と気合の声が響く・・・。

鳥肌モノですよ。
↓是非ご覧ください

 
 

山籠もりとか滝行とかするの?

一回もしたことはありません笑

身の締まる思いにはなると思いますが、それによって強くなる、ということは無いんじゃないかなーと思っています。
そこでないと出来ない訓練があるとするならば話は別ですけどね。
(例えば昇級・昇段試験をそこで行う、とか)

恐らくですけど、「こんなにも辛い事を乗り越えられたんだから、次に来る辛い事もきっと乗り越えられる」という精神論が一番強い気がしますね。
 
 

空手から得た最大のもの

技術や精神はもちろんですが、それよりも大事な物を手に入れました
私が15年の空手家としての経験から得たもの。
それは

許す心

です。
 
 
一線を退いて10年ほどたちますが、一般の方よりは多少強い自信があります。
また、いわゆる「危険な技」も体得しています。

なので、何かイラつくことを言われたとしても
「自分より弱い人が何やら吠えてらっしゃる」とか
「なんかめちゃめちゃ言われてるけど、自分の強いから言わせておこう」と考えるようになりました。

 
恐らく子供のころ、何かのマンガからだと思うんですが
「本当の強者は許す心を持っている人」
という言葉を聞き、

「空手の技術と強さをもった自分は許す力と義務を同時に与えられた」
と考えたと思うんですよね。

なんだか書いてて恥ずかしくなってきました苦笑
 
 
 

道場に通う必要はある?

技を覚えたいなら通う必要は無し!
「心技体」を鍛えたいなら絶対通った方がいい!

技はネットで見れば動画だってありますし、詳しく解説もしてくれます。(自分が正しく行えているかは別として)
道着などの道具もインターネットですぐに揃えられるでしょう。

しかし、精神的な部分は誰かに師事することでないと得られないものかな、と思います。
覚えた技もレベルの近い人同士であれば使用し合って切磋琢磨できますが、一人だと発揮する場所がなくその技がどれだけ危険な物なのか分からないままですよね。
間違いを正してくれる先生は必ずいた方がいいと思います。

ある程度の稽古を重ねて道場から得るものがない、という事ならば自主トレーニングや自己研鑚のために誰に師事することなく稽古をすればいいと思います。
そもそもそこまでの物を修めたのであれば、自分の道場、流派も開設できると思いますけどね笑
 
 
 

Advertisement

まとめ

いかがだったでしょうか?

中身では語りませんでしたが私の空手経歴は

・5歳~20歳までの15年間
・寸止め空手
・段位は公認段位二段
・指導員は中学生から、通っていた道場で師範代の代わり
・流派は剛柔流
・中学時代、組手で全国大会優勝経験あり
・最も長く師事した師範代は父親
・兄も同様に空手を習っていた

こんな感じです。

習い始めた時は特に記憶はありません。
気付いたら生活の中に空手が入り込んでいました。

当たり前のように空手ありきの生活になっていたので、自分の意思で道場通いをしている人とは少しだけ感覚が違うかもしれません。
しかし、空手で残した結果は自分の努力の結果ですし、めちゃめちゃ自慢します。

そうすることで、私の事を知った人で何か吹っ掛けてくる事は一人もいませんでした。
つまり抑止力の様に使っています。
手に入れた強さをどう使うかも、空手などの格闘技を習う人なら考えないといけないですからね。
 

東京オリンピックやRIZINで盛り上がっている日本の国技
【空手】

是非一度体験してみてはいかがでしょうか?

 
 

空手はこんな人にオススメ
・強くなりたい
・特に精神的に強くなりたい
・『許せない』と思うことが日常生活にたくさんある
・精神的に余裕を持ちたい

 
 
 
 
それではまた次回。

生活カテゴリの最新記事